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(15) この人が行く http://www.links-service.com/ 直接お聞きした話ですが、まず、苦学して大学を卒業すると、自動車のセールスマンになります。そこで、車を売ろうとすると、まず自分を売らなければならないことを知ります。 カタログ片手に片っ端から訪問して戸を叩いても、玄関に入れてくれる家は稀です。そこで、直接車を売るより、まず一軒の主婦と親しくなり、台所に入れて貰えるところまで、いわゆる役に立つ男になります。 そうすると、その家が車を買うときにはまず声が掛かります。新しい客はその家から数珠繋ぎに紹介して貰います。相変わらず台所に出入りして、車の話などしません。数年でトップセールスマンになったそうです。 この業界で学んだことは徹底してユーザーのニーズを汲んで動くこと。例えばクレームが入ったとします。青木さんは必ず足を運びます。徹底的に話を聞き対応するのです。一度は納めた車を、もう要らないと言われて、「それでは引き取ります、私が乗ります」とまで言ったそうです。 20年でトップディーラーのオーナーとなっていました。40歳。 そこで部下に会社を任せて次の20年の仕事を探しました。時代が大量の住宅を必要としていました。そこで、住宅産業に手を染めたのです。 最初は定番の建売りをしていましたが、これは、価格競争が激しく、ユーザーに喜んで貰える家は建てられないと気が付きました。そこで注文建築にしたのですが、ここからが青木さんらしいやり方です。 地元の棟梁にチームを組んで貰って仕事を請け負って貰います。その方が気合いと気配りが入って良い家が建ちます。 その時に二点ポイントがあります。 一つは現場で仕事に掛かるときと終わるときに現場周辺の掃除をします。もう一つは近所の人に挨拶を励行します。「おはようございます」「ご迷惑をお掛けします」そうすれば、近所の人から、必ず修理や新築の相談が掛かります。 元々、職人という人種は扱いにくい物で、その付き合いを嫌って大手メーカーのプレハブにする人があとをたたないのです。逆に、青木さんの現場では一カ所に必ず3〜4件の引き合いが生まれるのだそうです。 注文建築ですから、設計変更が起こりがちです。変更した所は必ず翌日、経費の追加や軽減を伝票にして届けます。大体一軒建つと一センチ位伝票が貯まるそうですが、その都度確認して行きますから、あとで値切られたり、トラブルとなる事が一切ありません。 何と、3人の社員で40億の売り上げ、2年半先までスケジュールが詰まっているのだそうです。チラシは入れない、宣伝・広告は一切しない。このコストダウンが家を安くします。 60歳になって考えました。 これから何をしようかと。そこで思いついたのが、今まで仕事の上で、どれだけのゴミを出してきた事か、社会に恩返しするにはゴミの問題以外に無い・・・ もう、十分配当もあるし楽隠居なさったらと言う銀行から大きな借り入れをして、資源のリサイクルに取り組みました。それからの成果は先に紹介したサイトにあるとおりですが、各地にプラントを建設するところまで発展しています。 一度会いたいと、紀州の山奥までお運びを頂いた事がありましたが、お話しを伺って居ますと、謙虚そのもの、人格とはこういうものかと感心させられます。 世の中には凄い人が居ます。 |
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