(34) 絶望の果て

「絶望は死に至る病」と言った哲学者がいた。確かに何の望みもないという状況は大変である。心理療法をしていると,「この世に何の望みもない」という人が来られ,答えに窮するときがある。しかし,それにはよい答えがあることを先日発見した。
「のぞみはもうありません」と面と向かって言われ,私は絶句した。ところが,その人が言った。
「のぞみはありませんが,光はあります」
なんとすばらしい言葉だと私は感激した。このように言ってくださったのは,もちろん,新幹線の切符売場の駅員さんである。
「のぞみはなくとも,ひかりがある」
あまりにもいい言葉なので,私は思わず,言われたとおりのことを大声で繰り返して言ってしまった。
駅員さんは不思議そうな顔をしていたが,「あっ,『こだま』が帰ってきた」
と言った。ハイ,オシマイ。

河合隼雄

(笑)凄いでしょう・・・なななんと素晴らしい・・・ニクイねえ。これが文化庁のサイト。
http://www.bunka.go.jp/new_fr4.html

心理学の先生が何でお役所に・・と思っていたら、遊んでいるのでは無かった(笑)
長官というのはやたらと挨拶の機会が多いらしくて、その都度何かウケねらいの話をしているらしい(笑)

これが良いのです。是非読んでご覧あれ。

昔、今東光のお兄さんだっけ弟だっけ、日出海氏が長官を務めておりましたが、日本のお役所にも文化はあった!?(笑)

 

 

 

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