(39) 上手にシネよ・・

 境内にポストの賽銭箱があります。100円玉で冥界通信が、500円玉を入れると極楽mixiに招待されます(笑)


 お葬式がありました。99歳のお婆ちゃんです。

 病院で、もう打つ手が無くなりましたと言うことになり、自宅で看取りました。食事を受け付けなくなり、点滴が通らなくなって、それから3日。最後に一番スキだった孫の名を呼んだら、ふと呼吸が静かになると言うようなことがあって、そのままの大往生。

 看取られる親が90歳代なら、看取る子は70歳代。老々介護の見本ですね。

 先日法事の席で
「最近はジジババが死んでも、孫の泣く葬式は少なくなりました。そのかわり、ペットが死ぬと家中揃って泣いています。ゲートボールなんかに現を抜かしているとペットに負けます。しっかり孫の面倒を見なきゃ・・・」
と話しておりましたら、後で、
「今日はペットと一緒にされてしもうた・・」
とあるオバアに毒づかれてしまいました。

 こんなオバアはきっと、孫には泣いて貰えないぞ(笑)ヨメが、
「えらいオバアやオニババや」
と、連日連夜吹き込んでいますからもう、その時には晴ればれとした顔で(笑)バンザイせんばっかりに・・弔います。

 今回のお婆ちゃんは違いました。式場にはヒマゴがうじゃうじゃしていましたが、お別れには群れになって、花に埋まったお婆ちゃんの顔をなで回して居りました。

 こんなのは羨ましいぞ!貴方は大丈夫かい?

 不意の病気でご主人を亡くしたときは、一人息子は12歳。そのまま戦争に入ったから苦労の限りを尽くした。息子も生きるために母親とは戦友で、一生懸命働き通した。

 当然母親を大事にしたから、マザコンの大将!鏡!(笑)家族は当然それに習う。

 和尚も、ここで泣かせましょうと、通夜話は人情話のノリ(笑)後で聞いたら別のオバアのエピソードもごちゃ混ぜに話していたらしいが、なに、その場で盛り上がりさえすればコッチの物。喪主がほろっと泣いてくれましたらそれで宜しい。スポンサーが大事です。

 上手に生きるのも難しいけれど、上手に死ぬのは本当に難しい。 

 

 

 

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