(40) 真空管アンプ

 本堂でソニーロリンズがフルボリュームで吹いています・・・聞こえませんか(笑)

 はいはい、またもYahooのオークションでサンスイの真空管チューナーアンプ(ラジオ)が売れました。

 このアンプはなんと30年以上も前のもので、真空管が16本入っているという当時としては垂涎のシロモノ。
 応接間に大きな箱のスピーカーが一つ鎮座して居る風景が判りますか?モノラルなんです。スピーカーは一つ。

 これで、SW.AM.FM が聞けた。金属の箱にはうっすらと汚れが出ているので、洗剤でゴシゴシやっても取れないから、よく見るとこれがサビ。(笑)なら、落ちやしない。

 プッシュプルなんて判りますか、スピーカーのコーンを押すときと引っ張るとき両方に出力する!これが高級品の象徴だった。このアンプなんて、ちゃちなスピーカーでは音が割れてしまって聞けない!と言うくらいの力持ち・・なんだそうです。

 サイトを見ていると居るんですね、初期の白黒テレビを見たり、苦心して3級スーパーなんてラジオを鳴らしたりして悦に入っている人達が・・・

 実は私も最近、バブル真っ盛りの頃の超高級というアンプを手に入れたのです。片チャンネルが出力していないので修理に出すと、リレー一つの交換で2万5千円もしましたが、これが凄い。ダビングしたテープや録音の悪いCDが一発で判別出来る音が出ます。

 勿論石のアンプですが、クリア過ぎて気持ちが悪いくらいなんです。良い録音なら壁や天井がビリビリ言う位の音量でならしてもノイズが入っていない事が判ります。プロのスタジオや機材はもの凄くグレードが高い。ラジカセなんかで聞いていると絶対に判りませんがが・・・

 感心してフルボリュームで鳴らしてみたら、別棟に居た大黒が何事かとすっ飛んで来ました。(笑)叱られ易い和尚なんです。アタシは(笑)

 以前、オーディオマニアと言う人種は録音の良いLPレコードを探して、音楽を楽しむと言うよりも、いい音を出すことに財布と命をスリ減らした?ものですが、沢山のLPコレクションが、CDの出現であっさりと一段グレードの高い音になってしまったものですから、悔しがるまいことか。

 やれ、トランジスターの音は堅くて石臭い(笑)CDの音は上と下で音域がカットされているから情感が無い・・等と言ってはみた物の、ウン十万ウン百万円を投じたシステムが、最近の小さなミニコンポに負けそう・・・なんて。

 そりゃあ、涙・涙ですわ。

 MDやiPodをイヤホーンで聴いている若い人達は、どれだけ贅沢な音を聞いている事か、どれだけ抜けの良い音が再現されて居るのか気にもしないでしょうが、オジサン達がジャス喫茶、名曲喫茶のシステムから出る音に憧れて通い、埃やスクラッチというパチパチ言うノイズを当たり前と思って、惚れ惚れと聞き入っていた事など、まあ、知る由も無いこと。

 その頃の若者が今、裕福になって、懐かしい、憧れの銘機を買って居るんですね、怖ろしいような値で取引されて居るらしいです。

 そこまでは行かなくても、十年余り前、いわゆるバブルの頃の、こんなに贅沢をして良いのか!というアンプ類が、オークションなら数万円で買えます。スピーカーはナマ物なので、良い物はもう少ししますが、なに、貴方の耳なら国産メーカーの上級品でこれも数万円。箱は大きいほど良い。大きいほど邪魔なので音が良くても人気が無い。

 まあ一度繋いでご覧なさい。目の前で歌手は歌うし、ドラムのハイハットがチリチリ鳴る所まで聞こえますから。こういうのでボーカルを聴いていると、カラオケで貴方が歌っているのなんて、ジェッタイ歌なんかではナイッ!(笑)

 車で言えば、十年落ちのハイグレードベンツに乗るか、国産のミドルセダンに新車で乗るかという様な物ですが、私に言わせればこんな物、比べようもない。

 月とすっぽんは古い、ヤマンバと紀子様位の差がある。(今だに私のアイドルは紀子様なんです(笑)外交官の娘はもう一つ品がないなあ・・アレは所詮サラリーマンの娘。もう良いの、美智子さんの娘も”ケータイ”でヨメに行くし・・)

 不敬にわたるハナシはおいて(笑)少しノイズは大きくても味のある年寄りを見つけて大切にしなさい。これが言いたかった。

 あと、余計なことは言わない。

 

 

 

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