(2) 寒いなあ・・・
世は不況一色、先程も友人から店を閉めようかと言う相談があった。盛り場も、夜 8時頃の人出が一昔前の12時頃位で、商売にも何もならないと言う。
酒場は飲酒運転の罰金がいきなり何倍にもなり、交通網の無い和歌山の夜が火の消 えたようになったのは当然として、昼間の盛り場まで消えてしまった。交通事故が減り、一時の8割、8千人位まで死亡者が減っているのに、3倍の3万人も自殺者を出している政治家や官僚を取り締まれと言う説は、八つ当たり気味ではあるが、なんだか説得力がある。
全国的に中小都市の商圏が郊外に移り、街の中心が洞化しているのはご承知の通り、和歌山県下の各市街地も同じ様な有様。何割かがシャターを降ろしたままの商店街など、これでは売る方も買う方も意気が揚がらない。
さて、昨年は和歌山市に60人のホームレスが居たとかで、ボランティアの方々が食料の確保などに頑張って居られたが、お隣の大阪は日本一のホームレスタウンなんだそうで、年末年始には2,800人を南港の仮設ハウスに収容して凍死などを防いでいるとか。市はそれを含め対策に毎年10億円以上の予算を使って居るらしい。
それなら、不況で空いているビジネスホテルや簡易宿泊所(ドヤ)を行政が借り上げて、そこに収容した方が結局安上がりで、業界も潤うと言う発想が、数字で判っていても出来ないのが日本の役人。前例がない、上の指導がない、予算化されて居ない、データーがない・・・それはそうだわ・・・いつも。
また、それぞれの理由が有ってのホームレスだから、全員が就労機会さえあれば元 の生活に戻れると言う物でもなく、それなりの理由があっての結果という事ではあろうから、単純なものではなかろうし、普通、永年働いて掛け金を払い、やっと手に出来る国民年金が約7万円、簡単に生活保護の12万円を支給してしまえとも行かないと言う。それでなくても、約8,000億を生活保護に使っていると聞けば、まあ、そうだわねえ、普通の役人や役人上がりの首長では計算は出来ても実行は無理な話。
かくして、実効のないところに延々と税金はつかわれる。
同じ事で、流行らなくなった商店街を活性化すると、かけ声だけは掛けている行政も、事はやりようで、シャターの降りた店を借り上げて、やる気のあるベンチャーに貸してはどうだろう。一等場で金も出来たからとシャターを降ろしている様な迷惑行為に対しては迷惑税を取ることにすれば、貸すに違いないというもの、まして家賃が入れば文句もあるまい。
元手を掛けなくていいから、屋台風のラーメン屋が50軒も出来てごらん、全国に
名の通ったラーメンの名所になる。 まあ、色々話題には事欠かない人であったが、私は某元市長にシンパシーを感じるのはそんな発想で行政をリードしていたところである。
ベンチャー支援のオフイスを作って入居者に、 「早う税金の払える企業になってよ・・・」と言い、様々の支援を惜しまないというスタンスは、他の、IT予算を消化しているだ
けの”インキュベーター”とは確実に一線を画して居る。
彼は県知事にしたいなあ・・・
2003.1 |