▼橋本随暢 テレホン説法、りんどう
  ▼岩崎順子 ガンが病気じゃなくなったとき



橋本随暢の「テレホン説法」

橋本随暢師略歴

昭和 3年  日高郡中津村三佐に生まれる
昭和10年 8才にして南部川村極楽寺徒弟として仏門に入る
昭和27年 京都竜谷大学文学部社会学科卒業
昭和28年 極楽寺住職として晋山
      竜胆会を設立
昭和30年 同大学社会学研究科【現大学院】卒業
昭和39年 南部川村教育委員、教育長歴任
昭和54年 カナダに日本寺建立を発願
昭和59年 テレホン説法開始
平成 元年 カナダB・C洲に日本寺【大悲山東漸寺】建立入仏
      2000年9月、10周年記念法要を準備中

その他  西山浄土宗布教師・住歴50年
     法務局人権擁護委員・法務省保護司

 

第一回 (S59.8.1〜) 「たった一人しかない自分」

ハイ、もしもし、橋本随暢です。お元気ですか?
この電話は一方通行になりやすいですからお返事して下さいネ。

 「たった一人しかない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら、人間に生れて来た甲斐がないじゃないか。」
 わたしの大好きな言葉です。
 地球では五十億余もある人間の中で、あなたも、わたしも、たった独りです。
 そして二度と再びこの姿で、この世に生れることは出来ないのです。そう思うと、折角の人生を、「ほんとうに生かす」とは、どういうことでしょうか。
 あなたはそういうことを、お考えになったことがありますか?・・・・・・
 いや、私もそうですが、人間なんてそんな大事な事を真面目に考えようともせず、うかうか過ごしてしまうのです。

 私もアッと言う間の五十年でした。丁度今年は私がこの寺に来て、数えて五十年になります。これから先幾つまで生かされるか、ほんとうは明日の日もわからぬこのいのちです。

 だからあなたも私もともに、今生かされていることをよろこんで、
 たった一度しかない人生を、 くよくよせず明るく精一杯、感謝の日々を送りましよう。
 では、またおかけ下さい。
 いつの日にか、お会い出来ますことを念じています。さようなら。

「テレホン説法 1」より


●「テレホン説法」 1、2、3、4巻
  各1,000円

●「りんどう」 2、3、4巻(1巻は再版準備中)
 1巻は1,200円 、2〜4巻は1,000円

りんどう 2巻(左)、テレホン説法 2巻(右)

書籍のご注文・講演ご依頼は、下記連絡先までお願いいたします。
極楽寺・住所 〒645-0027 和歌山県日高郡南部川村西本庄
電話 0739-74-2448 FAX 0739-74-3271

岩崎順子さんの本「ガンが病気じゃなくなったとき」

 幼い頃から独特の死生観を心の何処かに持ちながら、それが何なのかもどかしく感じながら成長した少女が、やがて、末期癌の夫を最後まで自宅で看取った体験を機に、やさしい言葉で語る事を始めた「生きること、死ぬこと」。
 万巻の書、百万の言葉を尽くして説かれるべき重いテーマを、自身の心の内奥までを、平易にサラリと語られるのは、鋭くナイーブな感性に加えて、育ちの良さを物語るたぐいのない率直さのゆえであろうか。
 ともかく、うら若く魅力的な女性が到達した清澄で平明な境地の前に、<説教者>は言葉を失うのである。

岩崎順子 著/A4 42頁/定価500円(送料別)

今から、3年前のことです。主人は、肺ガンで他界しました。
 自宅で生きた最後の1ヶ月。
 衰弱していく姿を前に、私自身が何もできないことに苛立ちを感じ、自分の存在がかえって、この人の邪魔をしているのじゃないかと思いました。何をできるのか解らなくなり、戸惑いました。・・・自分の力の無さを目の当たりにしました。
 何もできない無力さを思い知ったとき・・・その時、初めて大きなものに身を任せる事が出来ました。
 何も出来なくても心の底から願う。そして、現実をありのまま、受け止める。

 亡くなる数日前、一つの魂が肉体から離れていく準備をしているようでした。
 肉体をこよなく愛し、その肉体にすっぱり、別れを告げる、そういうあの人の姿がありました。魂が体から離れていくとき、周りは何も出来ない。
 ただ、あの人の変化に呼吸を合わせていました。すると、もう何の方法も治療もいらないということに到達しました。

 魂が体から離れていく時、すべてはとてもシンプル!!

 

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